2007.10.17 Wednesday
日経平均は17000円割れ、米決算悪化で銀行株安い−円高も影響
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ハレ晴れユカイ FULL VERSION日経平均は17000円割れ、米決算悪化で銀行株安い−円高も影響(2)
10月17日(ブルームバーグ):午前の東京株式相場は下落。米国の銀行決算が悪化を示したことや収益環境の不透明さから、三井住友フィナンシャルグループなど銀行株が軒並み安い。為替の円高が進展した午前半ば以降は、トヨタ自動車やコマツなど時価総額の大きい輸出関連株に売り注文が増加し、株価指数の下げ幅が広がった。日経平均株価は2日以来の1万7000円割れ。
SATOアセットマネジメントの佐藤博社長によると、「金融や住宅が足を引っ張る形で米国の7−9月期業績は減益になりそうだ。日本株は足元の上昇ピッチが急だっただけに、下げが大きくなっている」という。
日経平均株価の午前終値は前日比179円52銭(1.1%)安の1万6958円 40銭、TOPIXは23.90ポイント(1.5%)安の1601.35。東証1部の売買高は概算で10億1691万株、売買代金は同1兆4322億円。値上がり銘柄数は 332、値下がり銘柄数は1287。
東証業種別33指数の騰落状況は、値上がり業種が4、値下がり業種が29。化学、ゴム製品、空運、水産・農林が高い。半面、銀行、輸送用機器、鉄鋼、電気機器、機械、不動産、証券・商品先物取引が安い。
米銀行決算は悪化、米国株に不透明感
取引開始後に日経平均が2週間ぶり1万7000円を割り込むきっかけとなったのは、住宅市場を発端とする米国経済の先行き不透明感だ。16日の米国では、銀行大手のウェルズ・ファーゴやキーコープの7−9月期純利益が予想を下回った。個人向けの融資焦げ付きの拡大で、3行とも今後も利益が圧迫されるとの見通しを示している。バーナンキ米連邦準備制度理事議長は15日、米住宅市場低迷が米経済の重しになると発言していた。
丸三証券の牛尾貴投資情報部長は、「これまで利下げ期待で楽観的に上昇してきた米国株は、地方銀行の業績悪化の材料に反応するなど、投資家心理が変化してきた」と分析。米国株調整の可能性が高まり、「テクニカル的に過熱感が高かった日本株も、健全な調整に入っている」(同氏)と見る。
銀行と輸出関連安い、G7にらみ為替警戒も
海外金融株安の流れが波及する形で、午前の東京市場では大手銀行グループを中心に引き続き銀行株の下げが目立った。銀行は東証1部85銘柄のうち 80銘柄が下落し、午前のTOPIX下落寄与度トップ。銀行の収益環境低迷が続く中、米サブプライム住宅ローン関連やノンバンク向け貸し出しの影響懸念が解消されていないとして、UBS証券が主要銀行株の目標株価を引き下げたことも下げにつながった。投資判断を「BUY」から「NEUTRAL」に引き下げた住友信託銀行は6日連続安。
こうした中、午前半ばからの円高進行も株価指数の下げに影響した。午前の東京外国為替市場では、ドル・円相場は一時1ドル=116円30銭台と、前日のニューヨーク時間午後遅くに付けた116円92銭から円高が進んだ。19日からの7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を控え、「為替問題が議論されることで、円キャリー取引が巻き戻しになるのではないかとの懸念が警戒されている」(丸三証の牛尾氏)という。
企業業績への期待が下支えも
一方、午前の日経平均は1万7000円の大台を割り込んだものの、現水準からの下値はそれほど大きくないとの声も出ている。米国での7−9月期決算発表に続き、来週後半からは国内でも7−9月決算の発表が徐々に本格化するが、「前年同期比で10%以上の経常増益となりそう」(SATOアセットの佐藤氏)という。佐藤氏によると、日経225ベースの2007年度1株利益はアナリスト予想で1000円に近づく状況で、「通常の相場環境ではPER(株価収益率)17倍は下支え要因になる水準」とだそうだ。
信越ポリが値下がり首位
個別では、9月中間期の連結純利益予想を下方修正した信越ポリマーが急落し、午前の東証1部値下がり率首位。9月中間期の連結純損益が黒字から一転して赤字となったもようのコクヨも大幅安となった。売却予定だった半導体事業について17日朝に今後も事業を継続すると発表した三洋電機は大幅続落。9月中間期の純利益が予想を下回ったもようだと発表した大同特殊鋼は約2カ月ぶりに800円割れ。08年3月期連結経常利益を一転して減益予想に変更した九州電力は5日続落となった。
タカラトミやヤフーが急伸
半面、16日の原油先物価格の最高値を受け、売買代金上位では三井物産や三菱商事が堅調。9月中間期の連結純利益が前年同期比2.1倍と伸びたタカラトミーが急伸し、午前の東証1部値上がり率3位となった。米ヤフー好決算を受けてヤフーが一時5.9%高まで買われたほか、リーマンブラザーズ証券が投資判断を「EQUALWEIGHT」から「OVERWEIGHT」へ引き上げたバンダイナムコホールディングスも急騰した。9月中間期の連結純利益を従来計画比で3割以上増額修正したコスモ石油は3日続伸。
一方、午前の日経平均は1万7000円の大台を割り込んだものの、現水準からの下値はそれほど大きくないとの声も出ている。米国での7−9月期決算発表に続き、来週後半からは国内でも7−9月決算の発表が徐々に本格化するが、「前年同期比で10%以上の経常増益となりそう」(SATOアセットの佐藤氏)という。佐藤氏によると、日経225ベースの2007年度1株利益はアナリスト予想で1000円に近づく状況で、「通常の相場環境ではPER(株価収益率)17倍は下支え要因になる水準」とだそうだ。
信越ポリが値下がり首位
個別では、9月中間期の連結純利益予想を下方修正した信越ポリマーが急落し、午前の東証1部値下がり率首位。9月中間期の連結純損益が黒字から一転して赤字となったもようのコクヨも大幅安となった。売却予定だった半導体事業について17日朝に今後も事業を継続すると発表した三洋電機は大幅続落。9月中間期の純利益が予想を下回ったもようだと発表した大同特殊鋼は約2カ月ぶりに800円割れ。08年3月期連結経常利益を一転して減益予想に変更した九州電力は5日続落となった。
タカラトミやヤフーが急伸
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