2006.09.11 Monday
小泉首相の安倍氏支持の意味
小泉首相の安倍晋三氏への明示的な支持表明の意味は実は大きいと思われる。
現状では、安倍晋三氏は明白に「森派」によって実質的に牛耳られており、小泉チルドレンの出る幕は無い。もっと実体を言えば、郵政民営化反対議員の取り込みを意図する森氏と青木氏の車に乗り、中国懐柔を目論む政治勢力と組むことによって、小泉氏の子飼の勢力は無用の長物、見捨てられる。
安倍氏は、上の世代を一掃した後は、自分と同世代、次の若い世代を潰すことに傾注するだろう。特に、小泉チルドレンは、安倍氏が差異化する上で、無用で危険な存在であり、競争相手であり、これらを潰すことが自己の安定を約束する。若手は安倍氏に忠実で同じ清和会が重用されるだろう。
中川氏が幹事長になるか、が大きなポイントだ。
適材適所を理由に、中心ポストを清和会が完全に押える布陣を敷ければ、安倍氏は、青木氏、森氏を両翼に据えた重厚な政権を手にすることになる。また、亀井氏なども、中川氏を介した森氏、青木氏との調整に期待し、小沢民主党との距離感に一定の隙間を持たせるだろう。或いは、小沢氏、青木氏、森氏は、実は、多くの共通した政策課題を持っているのであり、個々具体的な政策課題において、保・保の強力な連合が形成される可能性が在る。
小泉氏は、自分の子分を見捨てる「非情」な態度に出た訳で、しかも、本当に小泉氏が清和会に戻らないというなら、何と度量のある政治家であろうか。
これは、一ツ橋慶喜公のような態度である。
この体制が敷かれれば、森派=自民党であり、もし小泉氏を清和会に迎えられれば、総裁選後は、雪崩を打って、他派閥は解散・霧散する可能性が高い。
自民党内の、所謂、ロウドウクミアイ議員は居場所を完全に無くし、民主党等へ追いやられる。しかし、民主党も彼らを迎えては、世論から見捨てられる。小沢民主党は、これまで自重していた、小沢氏への「純化」、党内闘争を激化し、民主党から組合迎合勢力を一層する必要が出てくる。
安倍内閣が順調に船出をした後に、森派が福田派に穏便に衣替えでき、小泉氏が三顧の礼を以って福田派に招かれれば、自民党は清和会と同じになり、そこに亀井氏などの郵政脱藩強要組みが加入して、国家が自民党になり、自民党が清和会になって、小泉氏のテーマである、派閥は解消し、自民党は壊れることになる。
今後は、清和会からしか総裁が出ないからである。
福田氏、青木氏、森氏、小沢氏、鳩山氏、亀井氏、石原氏は共通の政策課題の多くを共有しているのであり、同じ土壌で育った仲間である。こうした陣容の子飼勢力が安倍晋三氏の政権中枢に重要な影響力を保持して参画し、或いは、党外から個別政策で細かい調整を重ねることになる。
青木氏は参議院議長になれば望みを達せられる。津島派の現在の目標は青木氏の参議院議長就任である。参議院選挙で敗れても、青木氏が参議院議長に選ばれる可能性は高い。
小泉氏のみが異質であり、小泉チルドレンのみが干される。
また、アジアに於ける民主主義制度において、本当に二大政党制が制度設計上、必要なのか、根本的に問い直す必要が出てくる。
現状では、安倍晋三氏は明白に「森派」によって実質的に牛耳られており、小泉チルドレンの出る幕は無い。もっと実体を言えば、郵政民営化反対議員の取り込みを意図する森氏と青木氏の車に乗り、中国懐柔を目論む政治勢力と組むことによって、小泉氏の子飼の勢力は無用の長物、見捨てられる。
安倍氏は、上の世代を一掃した後は、自分と同世代、次の若い世代を潰すことに傾注するだろう。特に、小泉チルドレンは、安倍氏が差異化する上で、無用で危険な存在であり、競争相手であり、これらを潰すことが自己の安定を約束する。若手は安倍氏に忠実で同じ清和会が重用されるだろう。
中川氏が幹事長になるか、が大きなポイントだ。
適材適所を理由に、中心ポストを清和会が完全に押える布陣を敷ければ、安倍氏は、青木氏、森氏を両翼に据えた重厚な政権を手にすることになる。また、亀井氏なども、中川氏を介した森氏、青木氏との調整に期待し、小沢民主党との距離感に一定の隙間を持たせるだろう。或いは、小沢氏、青木氏、森氏は、実は、多くの共通した政策課題を持っているのであり、個々具体的な政策課題において、保・保の強力な連合が形成される可能性が在る。
小泉氏は、自分の子分を見捨てる「非情」な態度に出た訳で、しかも、本当に小泉氏が清和会に戻らないというなら、何と度量のある政治家であろうか。
これは、一ツ橋慶喜公のような態度である。
この体制が敷かれれば、森派=自民党であり、もし小泉氏を清和会に迎えられれば、総裁選後は、雪崩を打って、他派閥は解散・霧散する可能性が高い。
自民党内の、所謂、ロウドウクミアイ議員は居場所を完全に無くし、民主党等へ追いやられる。しかし、民主党も彼らを迎えては、世論から見捨てられる。小沢民主党は、これまで自重していた、小沢氏への「純化」、党内闘争を激化し、民主党から組合迎合勢力を一層する必要が出てくる。
安倍内閣が順調に船出をした後に、森派が福田派に穏便に衣替えでき、小泉氏が三顧の礼を以って福田派に招かれれば、自民党は清和会と同じになり、そこに亀井氏などの郵政脱藩強要組みが加入して、国家が自民党になり、自民党が清和会になって、小泉氏のテーマである、派閥は解消し、自民党は壊れることになる。
今後は、清和会からしか総裁が出ないからである。
福田氏、青木氏、森氏、小沢氏、鳩山氏、亀井氏、石原氏は共通の政策課題の多くを共有しているのであり、同じ土壌で育った仲間である。こうした陣容の子飼勢力が安倍晋三氏の政権中枢に重要な影響力を保持して参画し、或いは、党外から個別政策で細かい調整を重ねることになる。
青木氏は参議院議長になれば望みを達せられる。津島派の現在の目標は青木氏の参議院議長就任である。参議院選挙で敗れても、青木氏が参議院議長に選ばれる可能性は高い。
小泉氏のみが異質であり、小泉チルドレンのみが干される。
また、アジアに於ける民主主義制度において、本当に二大政党制が制度設計上、必要なのか、根本的に問い直す必要が出てくる。
→参考
西尾幹二のインターネット日録
「小さな意見の違いは決定的違い」ということ(三)
権力は現実に触れると大きく変貌するのが常だ。安倍氏の提言本に「美しい国」という宣伝文句が使われているのが、正直、私には薄気味が悪い。「美しい国」とか「健康な国」とかいう文字を為政者が弄ぶときは気をつけた方が良いことは歴史が証明している。
安倍氏本人はこの危険について案外気がついていないのかもしれない。「所得倍増」とか「列島改造」とか言っていた時代の方がずっと正直で、明るく、むしろ実際において健康だったのである。
政治ニュース - 9月10日(日)21時1分
総裁選に影響ない=小泉首相の安倍氏支持表明−麻生・谷垣氏
麻生太郎外相は10日、小泉純一郎首相が総裁選で安倍晋三官房長官を支持することを明言したことについて「もう言っていたと思っていたので特に反応はない。(影響は)あまりないのではないか」と語った。
また麻生氏は、首相が安倍氏を「改革を中から推進してきた」と評したことに関して「中から見えるところと見えないところがある。(改革の)痛みの伴っている部分は(安倍氏に)見えないところで、われわれに見えるところなのかもしれない」と指摘した。愛知県飛島村で記者団の質問に答えた。
一方、谷垣禎一財務相も「みんなそう思っていたのではないか。わたしもそう思っていたので、特段の意見はない」と述べ、想定通りとの認識を示した。自身の選挙戦術への影響に関しては「ない」と語った。都内で記者団の質問に答えた。
(時事通信) - 9月10日21時1分更新
政治ニュース - 9月10日(日)11時1分
参院選後は安倍氏に協力も=国民新党の亀井氏
国民新党の亀井静香代表代行は10日午前、フジテレビの番組で、来年夏の参院選での与党の過半数割れは確実との見方を示した上で、次期首相が確実視される安倍晋三官房長官が郵政民営化を見直すなど小泉改革と決別すれば、参院選後に協力することもあり得るとの認識を明らかにした。
(時事通信) - 9月10日13時1分更新


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